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INTERVIEW
星 けい
KEI HOSHI
工務部 工務1課/2009年入社
送電線パトロール担当
私は県内で初めて、女性として「送電線パトロール」という仕事に就きました。
採用試験で「運転はどう?」と尋ねられた時、大切な質問とはつゆ知らず、一言「好きです」と答えました。てっきり一般事務職で採用されると思っていたら、会社は「女性初のパトロール員として育てよう」と考えていたらしいです。まさか自分が1年で地球を1周する距離を運転することになろうとは……。「良さそうなこと」をどんどん取り入れ、新しいことに順応力が高い進取の社風。驚くと同時に、未知の仕事にちょっとわくわくする自分がいました。
気負いはいつのまにか消え、「仕事をシンプルに楽しんでいいんだ」と気づかされました。
最初の頃、建設業=男性社会=荒々しい・こわい……という先入観がありました。仕事に対しても「がんばらなくてはならない」と気負っていました。しかし、メイワに入ったら、全然そんなことなかった。社員や協力会社の職人さんは、ハードな時でさえ、楽しむことを忘れない明るさがあります。皆さんの姿に「私も楽しんでいいんだ」と目からウロコが落ちる思いでした。
送電線パトロールは、リーダーとサポートの2人1組で行動します。鉄塔や送電線周辺を目視で確認し、電気事故を未然に防ぐのが主要な業務です。今日、1か月、1年……パトロールを担当している地域で「ずっと何もなかったこと」が私の仕事の醍醐味です。
柔らかい空気感で、交渉を円滑に進められる女性にとって、パトロールは適職かもしれません。
実は今年、うれしいことがありました。初めて女性の後輩ができたんです。地図を広げる私の右でパトロール車のハンドルを握るのは鈴木みなきさん。女性同士、休憩のタイミングも一緒ですし、グルメやファッションの話題で盛り上がったり……正直、気軽で働きやすくなりました。
女性2人で回る様になって、実感したことがあります。送電線付近で工事を見つけ、中止や変更をお願いする際、男性同士だと、なんとなくぎくしゃくした雰囲気になってしまう場合があるのです。しかし一方が女性だと、穏やかに話が進められる気がします。私も最初はドキドキしましたが、丁寧に説明し分かっていただける経験を重ね、声をかける加減も分かってきました。鉄塔パトロールは、案外、女性に向いているのかもしれません。この珍しい仕事に飛び込んで、一緒に「楽しく」働いてくれる女性を待っています。
鈴木 みなき
MINAKI SUZUKI
統括管理部/2018年入社
1日があっという間に過ぎていきます。
私は仕事を選ぶ際、「自分はどんなタイプか?」「その仕事は自分に合っているか?」を考えました。黙っているより体を動かしている方が好きなので、外に出て働ける送電線パトロールに興味を持ちました。
サポート業務は車両運転が大きな部分を占めるため、細心の注意を払いながらハンドルを握ります。あっという間に過ぎる毎日ですが、いろいろな親睦会に参加し、他部署の社員と盛り上がることも。社員同士がコミュニケーションを取りやすい会社は、仕事でも協力・団結できる会社だと思いました。