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INTERVIEW
平間 孝幸
TAKAYUKI HIRAMA
工務部 工務2課/2012年入社
送電工事担当
第一印象は“かっこいい”仕事だな
学生時代に進路を決める際、鉄塔に上る仕事はサーカスみたいで、高所恐怖症の自分にはとても務まらないと考えていました。
しかし見学に訪れた現場でイキイキと働く先輩たちの姿を目の当たりにし、心底「かっこいいな!」と思ったんです。以来14年、この仕事一筋です。
鉄塔建設には調査・設計・施工、完成後の保全・管理という過程があり、メイワはそれら全てに関わっています。そこで働く私たちは全体を具体的に見通すことができ、なによりゼロから作り上げるという達成感が違います。
やる時は皆でやる、自慢のチームワーク
慣れてくると、高さ100mの鉄塔を、休憩を入れながら10分で上りきります。
時には山の頂上より高い場所で、そこでしか見られない景色に囲まれ働きます。
ほかの作業とペースを合わせる通称“待ち”の間は、高い所に人の姿を認め喜ぶ小学生に、手を振り返すこともあります。
ひとつのプロジェクトが始まる際は、より安全で効率の良い工法等を模索し、現場の仲間だけでなく、部署の垣根を越えて意見を出し合います。
「こうした方がいいんじゃない?」と議論できる雰囲気が、働きやすいチームワークにつながっています。
また特別な場所で働く人たちに共通する気質でしょうか、“やる時は皆で全力でやる”というところがありますね。先輩たちを見ていると、そんな中でも「気を配る人」「人をまとめる人」「陰で支える人」と、お互いが自然と配慮しているのが分かり、頭が下がります。
知りたいのは知識・技術、それから……
鉄塔建設は様々な自然環境のもと、それぞれの過程でどの工法がふさわしいのかを選び実践する、奥が深い世界です。
飽きっぽい自分がここまで続けてこられたのは、まだ「全部知ったから、もういい」と納得するまでに至っていないからかもしれません。
夢は、知らないまま現場に出るのでなく、知った上でこの仕事を全うすることです。
技術的な知識や資格取得はもちろんですが、一番大切だと考えるのは、働く人の気持ちです。指示された経験がある自分が将来、指示する立場になった時、双方の気持ちを分かっていたら、もっと良い仕事ができると思うので……。
それに「あの人は普段は冗談ばかり言っていてそう見えないけれど、実は知っている、やらせたらできる」という方が、ちょっと“かっこいい”と思いませんか。