メイワの送電事業
メイワの仕事はどの部分
「電気を届ける仕事」はどの部分か、発電所で作られた電気は、電気の道を通り皆さんへ届けられています。
その電気の道が送電線や配電線です。
私たちメイワが担当している電気の道が送電線の部分になります。
送電線の仕事とは
暮らしと経済を支える電気、血管で例えると大動脈の部分に当たる送電線路に関わる仕事です。
送電線工事に関わる仕事の概要
送電線工事とは大まかに測量設計、基礎工事、組立工事、架線工事、メンテナンス工事があります。
通常は各工程で専門の工事会社が行いますが、メイワは様々な分野の人材が揃っていることから、すべての工程を担うことができます。
おもな仕事の内容
1~8に大きく分けて説明します。
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01
送電線のパトロール業務
PATROL WORK
送電線路が安全に電気を送れるように、電線や鉄塔に異常が無いか、目視でパトロールを行います。送電線路周辺での工事や重機使用があった場合は注意喚起などを行い、停電などの電気事故を未然に防止することで、電力の安定供給に貢献しています。
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02
送電線を作るための測量と設計
SURVEYING & DESIGN
地質・地形・気象・景観などの自然条件、道路・鉄道・他の送電線・建造物などの社会条件の情報を基に現地調査のうえ、ルートを選定します。
ルート決定後、現地でトータルステーションを用いて測量(平面測量・縦断測量・鉄塔敷地測量)を行います。測量データを基に、鉄塔位置や鉄塔の高さを計画し、安全に施工できるように工事用地設計を行っています。
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03
送電線を作るための仮設工事
TEMPORARY WORKS
送電線建設工事を行うためには、工事用地を確保し、資機材を工事現場まで運ぶ運搬路などが必要になります。
山岳地などに建設する場合は、運搬用道路を作れない場所に索道架設やモノレール設置、ヘリコプター運搬など、大規模な仮設工事が必要になることがあります。
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04
送電線を作るための基礎工事
FOUNDATION WORK
掘削形状は、電圧・角度・地質・地形等によって異なりますが、主にパワーショベルや人力で掘削します。また、基礎の形状によって1脚当たりの深さは3m〜5m程度になります。
掘削作業が終わると基礎材を入れ込み鉄筋を配し、コンクリートを流し込みます。コンクリート養生期間が終わると掘削した土を戻し原地形に近い形に敷地内を復元します。
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05
送電線を作るための組立架線工事
OVERHEAD CONSTRUCTION
組立
大型のクレーンで鉄塔材を吊り上げ、鉄塔の上で受け取り部材を組み立てる工法や、鉄塔の中心部分に専用のクレーンを建てて鉄塔の高さが上がると共にクレーンをせり上げる工法などがあります。
架線
組み上がった鉄塔に電線を張ります。
ドローンを使用し鉄塔と鉄塔の間に細いロープを渡し、徐々に太いロープやワイヤーに引き替えてから電線を引きます。
引かれた電線を決められた弛みになるように緊線作業を行い、最後に付属品を取り付けます。 -
06
送電線を守るためのメンテナンス工事
MAINTENANCE WORK
伐採
鉄塔設備や送電線の支障となる樹木の保安伐採業務を行っています。
支障となる樹木は多種に亘り、あらゆる状況に応じた伐採技術が求められます。
送電線への接近樹木調査を行い、補償交渉の後に行う保安伐採や、国有地内を通る送電線下の貸付地刈払、拡幅伐採などを行います。点検
鉄塔や送電線を定期的に点検し、必要がある場合は部材の補修や交換を行います。損傷が大きいものについては、鉄塔の建て替えや、電線を張り替える場合があります。
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07
送電線工事の作業効率化
WORK EFFICIENCY
写真は、ドローンを使用し、新しく建てた鉄塔と鉄塔の間に電線を張る前に最初のロープを渡した際のものです。
安全確保、品質保持を第一に、新しい技術を積極的に取り入れながら作業効率化に取り組んでいます。
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08
現場管理(現場代理人、技術員)
SITE MANAGEMENT
これまでご紹介してきた仕事を統括管理するのが現場代理人です。
現場の工程、予算、品質管理、安全管理など工事のすべてを管理し、安全で高品質かつ効率的な建設工事の実現を目指しています。