本社から南へ36キロ。
ここにある想いを胸に現場に向かう、ひとりの女性現場代理人がいる。
遡ること1年前。
送電線建設技術研究会東北支部による「現場代理人資格認定試験」の会場に彼女はいた。
「やれることはやりました。」そう言って微笑む
メイワでは初めて女性として現場代理人に挑む彼女の表情は緊張している様に見えた。
そして今・・・
彼女は現場に立っている。
当社の女性社員で唯一現場に出て巡視業務などもこなす彼女は
インタビューでこんな言葉を口にした。
>鈴木
現場代理人を任されてどうですか?
>星代人
経験が少ないため何から始めればいいのか、とにかく不安でいっぱいでした。
お客様への対応や購入先との交渉・・・
上司や経験豊富な班長、作業員の皆が居てくれるからこそ出来ている、そう思います。
本音を言うと、後輩であるボクからは何でもサラッとこなす人に見えていた。
でも考えてみれば自分だって入社した時、初めて業務を任された時、
今は現場に足を運ぶことにも慣れてはきたが、最初はいつだって不安はあった。
先輩だろうが女性だろうが、ボクと同じ、同じなのだ。
>鈴木
現場ではどんなところに注意していますか?
>星代人
商業施設が近くにあるので資材運搬や現場作業時にご迷惑をおかけしないことは勿論、
工事車両で公道を汚さないように道路を掃除したりしています。
>鈴木
そういったことまで配慮するのが現場代理人の仕事なのですね。
>星代人
工事だけではなく周辺の環境にも気を配る。
これまで先輩方が当たり前にやってきたことに改めて気付かされることも多いです。
>鈴木
今日も寒いですが、現場の皆さんは大変ではないでしょうか?
>星代人
フツーに寒いです(笑)
だからこそ体調管理には注意しています。
体調が万全であってこその安全ですので、暑い寒い、その時々に合った対応が必要です。
皆、愚痴も言わず作業してくれているので非常に助かります。
>鈴木
実際現場が始まってどうですか?
>星代人
事前調査をしっかり行っていても予想外のことが起きるのが現場です。
>鈴木
まさしく「事件は会議室で起きているんじゃない!」ですね。
>星代人
いざ始めたら砕石が多く掘削が大変だったりと自分の思い通り、とはいかないです。
インタビュー前、笑顔でアシスタントと話していた彼女と目の前にいる彼女。
人は様々な顔を持ち、自分が見えているところばかりが全てではない。
書類上で「知っている」工事も、現場に来てみなければ分からない様に
先輩を「知っている」つもりでいたけれど、話してみなければ分からないこともある。
新たな顔を見せてくれた彼女は最後にこう話してくれた。
現場の作業については
信頼できる経験豊富なメイワの施工班が付いてくれているので不安はありません。
短い工事期間ではありますが、わたし自身勉強させてもらいながら、
無事故無災害で竣工を迎えられるよう現場管理に励むだけです。
進化を続ける星代人。
目の前には見たことのない荒野が広がっている。
次回「東北初!女性現場代理人☆星が行く!~vol.4~」は
某工事作業班長 根本 光明。
メイワの基礎工事を担う強さに迫る!をお送りします。
ナレーション:鈴木啓生
テーマ曲:情熱大陸「エトピリカ」
「当たり前の生活を守るため 日々進化を続けるメイワ!」
※キャッチコピー:三瓶 信芳(2021年度フリー部門第2位)