皆さんこんにちは。社長の林です。
今回は、弊社で毎月1回第1土曜日に開催している「安全懇談会」をご紹介します。
度々ブログでも紹介しているこの会は、いわゆる建設業で行う「安全大会」のようなものと捉えて頂くと分かり易いと思います。
今から23年前の平成12年より、「我々の職場からは絶対に重大災害を起こさない」という前社長の強い想いで、毎月欠かさず実施して参りました。
名前を「懇談会」としたのは一方通行ではなく、双方向のコミュニケーションが出来る場所にしたいという趣旨でもあります。
始めた当初は若手が発言できる機会も少なく、社長の方針や現場の状況を水平展開するといった内容でしたが安全・品質のマネジメントシステム導入により組織化が進み、現在では「月例マネジメントレビュー」の要素を含んだ更に充実した会へと変化を遂げています。
1日の流れは、朝礼から始まり、車両・機械工具の月次点検、各種点検票や提出物の回収、ラインワークスでの緊急時連絡体制の訓練などを行います。(この間、役員参加の部課長会議開催)
安全懇談会は、現在コロナウイルス感染拡大の観点から会議室だけでなく各部門、各現場をWeb会議形式で接続し実施しています。
社長あいさつ、各部門の安全・品質の月次目標の報告、現場の進捗状況と問題点の確認、予防・是正処置の報告、安全・品質パトロールの報告、社員の体験談発表や社員からの意見の聴取、部門長からの報告・連絡事項の伝達、社内表彰、安全唱和で全体会を締めます。
そして各課に戻り、それぞれの部門の打ち合わせを実施して午前の部が終了します。
午後からは、社内・社外から選定した講師による勉強会や社内訓練設備を活用した実技訓練、5Sパトロールと改善活動に取り組みます。
(月によっては内部コミュニケーションの一環としてBBQを実施することも)
丸一日掛けて実施するこの会は、我が社の成長の機会、そして何よりも優先すべき安全意識の向上を図る上で最も重要な位置付けとなっています。
職種によっては、生産性向上の観点から出来るだけ会議や打ち合わせ時間の合理化を図る企業も少なくない中、建設業という危険と隣り合わせであり、チームワークが必要不可欠な我々だからこそ顔を合わせて行う「双方向のコミュニケーション」で単なる個人の集合体から「強い仲間意識もったチーム」にしていくことが大切であると私は考えます。
時代が変わり、教育の手法や伝達方法は変わっても大切にすべきメイワスピリットは変わりません。
どんなに忙しい時期でも一度立ち止まる機会、問い直す機会として、今後もこの会を進化させ継続し、我々の更なる成長へと繋げていけるよう精進して参ります。
それでは全国のラインマンの皆さん、ご安全に!
林 洋平