2023年になり早くも2月になりました。月日の経過が早く感じる今日この頃、昨年末はちょっとした入院もあったりしてやばいなっと思っていますが、今年は健康に注意していきたいと思います。
1.植物の疑問点
自分は植木や花を育てるガーデニングの趣味がありまして、まぁガーデニングというと格好良く聞こえますが、本当はただの庭いじりで、仕事でも山を歩いたり植物と触れ合ったりする機会が多いので、今回は植物のコミュニケーションについて、この歳で初めて知った事を話します。知っている人はスルーしてもらっても大丈夫です。
実は、花や植木の手入れをしていて疑問に思っていた事があります。
- 植物は虫に葉を食べられて何も感じないのか?
- 何故草花に昆虫や鳥が飛んでくるのか?
- いつも日陰にいる植物は何故枯れないのか?
単純な疑問ですが、昨年のNHKスペシャル・シリーズ「超・進化論」という番組でその疑問を解決・植物のコミュニケーションについて説明してくれたので簡単に紹介します。
2.植物は虫対策をしていた
1の疑問:植物は虫に葉を食べられても何も感じないのか?
驚いたことに植物は虫に食べられると、次のような事をやっていました。
- 葉は虫に食べられると、食べられていない別の葉に信号を送る。
- 信号を送られてきた別の葉は、虫の嫌う物質を作って防ぎょを始める。
- 食べられた葉は「虫に食べられてる」という物質を放出して別の植物に知らせる。
- 情報を貰った別の植物は、虫よけ物質を作って防ぎょを始める。
植物は虫に食べられて何も感じて無いと思うのは間違いで、思っていたより凄い事をやっていたのでした。
3.植物と昆虫のコミュニケーション
2の疑問:昆虫や鳥が飛んでくるのは何故?
植物と昆虫のコミュニケーションについても知る事が出来ました。
- 葉は、ハムシの幼虫に食べられると「幼虫に食べられてる」という信号物質を放出し続けます。
- ハムシの幼虫を食べるテントウ虫が信号物質をキャッチします。
- テントウ虫はハムシの幼虫を食べに信号物質を頼りに飛んできます。
- テントウムシの視力は0.05程度で、遠くから虫を見つける事は不可能だそうです。
- 今までゼロだったのに急にテントウムシがいるのは、葉が出す信号物質をキャッチして飛んできたのでした。
- 葉が出す情報は、そのほかにも鳥用に信号物質を放出し続けて、鳥に虫をいる事を知らせて、それをキャッチした鳥が虫を食べにくるように呼び込むそうです。
植物は自分の身を守るために、情報の入った物質を空気中に放出して、仲間や自分を助けてくれる昆虫と情報のやり取りを行っていたのです。
4.日陰で育つ理由が凄い
3の疑問:いつも日陰にいる植物は何故枯れないのか?
植物は太陽の光を受けて光合成によって成長すると学校で学んだと思いますが、森の中で太陽の光が入らない大きな木の下でも植物は育っている事があります。
それは何故でしょう?
それは、森の地下には、木と木をつなぐ巨大な菌のネットワークが存在していて、植物がお互いに助け合っているからだそうです。
数十メートル離れた植物どうしが、同じ菌糸のネットワークでつながっていて植物が光合成で得た養分を、その菌糸のネットワークを介して、他の植物に送られているのだそうです。
植物同士で養分を補い合っていたとは驚きました。
我家でも、植木鉢に単体で植えた花が枯れそうになった時、庭にある植木のそばに植えたら元気になった事がありました。その時は植木鉢と土が悪いと思っていたけど、植木のネットワークに助けられたのかもしれません。
※酸性の強い土、アルカリの土で花に合わない場合は枯れるので、土壌酸度計でphを測定して、適した土作りをしましょう。
5.我家の花に虫がこなくなった理由
我家ではモッコーバラの苗を50cm位の時に購入して育てていて、今では1階の屋根より高くなっています。
モッコウバラは「病害虫の被害が少なく、とても育てやすいバラ」という事で購入したのですが、小さい時は虫に葉を食べられて大変でした。
その為、毎年、春と秋にスミチオン乳剤という殺虫剤を散布していましたが、幹が太くなり、枝も沢山出てきてからは、何故か殺虫剤を散布しなくてもよくなりました。
これが不思議だったのですが、モッコーバラは虫に葉を食べられないように自分で防御できるようになったのかも知れません。
【モッコーバラ】
【その他庭の花】
6.まとめ
今まで疑問に思っていた事が、NKKの番組で解決する事が出来ました。
- 植物は虫に葉を食べられても、何も感じないのか?
- 何故、草花に昆虫や鳥が飛んでくるのか?
- いつも日陰にいる植物は、何故枯れないのか?
興味のある方は、動画で観られますのでご覧ください。
植物のコミュニケーションいかがだったでしょうか?
山道を歩いていると急に枝葉が揺れてざわめく時がありますが、それは人間が来たぞと植物同士の会話かもしれないので挨拶してみてください。
人間が誕生する前から地球にいる植物については、まだまだ知らない事が多いようです、我々もしっかりコミュニケーションを図り、互いに助け合いながら今年も無事故・無災害でまた、健康で過ごせるようにしたいと思います。
それでは今年も宜しくお願いします。
専務取締役 草川栄光