こんにちは。工務3課の小野寺です。
最近は梅雨で気温も湿度も高く体には堪えますが、庭先の植物は逆にスクスクと成長しています。
そろそろお墓参りも兼ねて掃除でもしに行くかー、なんて思い岩手まで5時間かけて行ってきました。
予想通り草はボーボー… 時間はかかったけど、やれるだけのことはやってきました。
帰る前に本堂で住職と雑談していたなかで働くにあたっての“3つ”の心構えを教えてもらいました。
住職が言うには、仏教の世界で「働く」とは自己を育てる「修行」なんだそう。
修行では「喜心、老心、大心」という心構えがあり常に根幹に据えることで
修行(働く)の価値観が変わってくるそうです。
気になって、後で意味を調べてみると…
「喜心」(きしん)
・自分の為した務めが誰かの役に立ち、自分の存在が誰かの生活を支えていること、
そうした巡り合わせで仕事ができる喜びを感じること。
「老心」(ろうしん)
・老婆心ともいい、老婆が孫を思うように、また親が子を思うように心を尽くし
相手を思って、仕事にあたること。
「大心」(だいしん)
・大きな山のようにどっしりとした、偏ったり固執したりしない心を持つこと。
浮かれも落ち込みもせず、物事を俯瞰し、成功も失敗も一つの景色の中に一緒に
とらえる心を持つことだそうです。
僕がしている仕事に置き換えてみると
喜心は、送電線関係の仕事の先には電気を利用する人々の“暮らし”があり、その“支え”と
なっており、結果的にメイワの仕事は世の中に必要とされている事だと感じました。
老心は、後輩に仕事を教えるにあたって一方的に自分の考えを伝えるのではなく
相手の立場に立ち、仕事ができるようになるまで相手を想い、伝えていく事の大切さだと感じました。
大心については、業務上の問題に対しての話し合いのなか、感情が入り自分の考えを押し付けたり
考えるのを諦めて他人の考えに流されたりと偏りがちですが、今よりも“より良く”していく為に
感情的にならず第三者目線で考えて発言していくべき事だと考えました。
人によって捉え方や考え方にそれぞれ違いはあると思います。
ですが、今回の小一時間の雑談で出た“三心”という言葉は僕の価値観を変える程の
大きな出会いとなりました。これからは三心を根幹に据えて仕事を頑張りたいと思います。
工務3課 小野寺 惠太