2024年2月3日(土)
緊急事態対応訓練を行いました。
今回は 工務部 工務2課 が主体となってメイワ機材センターの訓練鉄塔で実施。
フルハーネス型墜落制止用器具を使用した救助方法の教育訓練と、救助手順の見直しが目的です。
鉄塔の上での作業中、体調不良などにより自力で降りることができなくなった場合を
緊急事態として特定し、毎年救助訓練を行っています。
訓練を始める前に、使用する工具と手順を確認。実践担当者も準備します。
宙乗器に乗った状態で意識不明になった作業員(想定)を救助していきます。
・宙乗器とは
電線の上で移動作業をするときに使用する器具です。
(電線の点検や、電線に電気を流すために必要な付属品を付けるときなど)
被救助者に救助ロープを連結し、電線から宙乗器を取り外して下ろしていきます。
塔上での救助者と地上での補助者が息を合わせてゆっくり下ろしていきます。
無事に地上に下ろされ、救助が成功しました!
フルハーネス型墜落制止用器具でのぶら下がり体験も実施。
以前使用していた胴ベルトよりも荷重が全体に分散されるため、身体への負担が少ないそうです。
決してこのような状態にならないように基本ルールの徹底、安全管理を行っています。
人命救助も重要な技術のひとつです。
スピード勝負でありながら、被災者、救助者、両方の安全も確保されなければなりません。
訓練を行うことで、塔上作業時のトラブルに対する重大性を再認識できました。
今後もいざというときに備え、繰り返しの訓練を行っていきます!