2025年2月1日(土)
工務部 工務1課が主体となり、メイワ機材センターの訓練鉄塔を使用して
弛度観測方法についての社内教育を行いました。
●弛度観測とは
電線は、鉄塔と鉄塔の間に「弛み(たるみ)」を付けて取付けられています。
規定された弛みに調整する工程を「弛度観測」と呼び、管理社員(技術員)が担当します。
管理社員は、エンジン場(古い電線やワイヤーを巻き取る方)、ドラム場(新しい電線を送り
出す方)の社員と細かく連絡を取り合いながら正確に弛度を合わせます。
ロープを電線に見立て、教育担当の三村副長が
「電線の一番弛んでいるところを、ポケットコンパスをのぞきながら...
バテ(と呼ばれる赤い印)に合わせていきます」と説明しています。
若手社員を中心に、ポケットコンパスの取り外し方法から観測方法を学びました。
実際に鉄塔の上で行う時は、風が吹くと電線が揺れて観測が難しい場合もあり、
タイミングを逃さない忍耐力と、規定値に決める正確性が求められます。非常に重要な工程です!
弛度が決まると電線とがいしを接続し、必要な付属品を取付け、電気を送れる状態になります。
社内教育は、他の担当業務の理解が深まり、チーム全体としての力を高めることができます。
今後も教育の機会を有効に活用しながら、さらなる品質向上を目指してまいります!