怒涛の年度末年度始めと
近年稀に見る慌ただしさをどうにか乗り切った林でございます。
若干取りこぼしている感は否めないところではございますが
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
早速ですが、毎年恒例(のように勝手に行う)私のマンガ大賞
2024年度は・・・・・
「ワールドトリガー」です!!
未読の皆さんに一言で説明すると
地球外からの侵略者(ネイバー)と
地球軍(ボーダー)が戦うSFバトル漫画です。
何が面白いって、バトルするにあたって
「かめはめ波―っ!」と大技をかましたり
「バルス!」と呪文で一発KOもできなければ
ひとりのヒーローが活躍するでもなく
戦略と戦術をもってチームワークで戦っていくところです。
主人公であるオサムは、登場人物の中では平凡で才能無しの部類にも関わらず
隊を率いる隊長として、自分より才能がある隊員に対し卑屈になることもなく
特性や性格を見極め、人員配置し戦術を練り、必要とあれば頭を下げ
持つべきプライドと持たざるべきプライドを知っている
見た目が地味で期待もされていないけれども
知恵と努力で隊を上位に押し上げていく姿がカッコイイ。
目的と目標を見失うことなく各隊が話し合いをし
勝率をどう上げるかが非常に分かり易く表現されているので
是非多くのビジネスマンに読んで欲しいです。
世の中では「最高のビジネス書」「人生の指南書」なんて言葉で評価されており
以前から気になってはいたものの
中々手にすることが出来ずウジウジしていた私に
ある日救いの手が差し伸べられました。
何を隠そう、以前ブログで本作品を紹介していた工務1課の折笠さんです!
http://meiwa-net.co.jp/staff_blog/9139/
「とりあえず5巻まで持ってきたので、読んでください。
これで嵌らなければ恐らく嵌りません。」
と、男前な誘い文句?で本を差し出された私は
第1巻、登場人物であるユウマが父に言われたセリフ
「ルールってのは世界を回すためにある。お前を守るためじゃない。」
この一言で恐らく私の期待を裏切らない漫画であると確信
世界観やルール設定などの説明で盛り上がりに欠ける1巻~4巻を乗り越え
5巻ラストでワールドトリガーにどっぷり嵌った次第です。
法律や規則は国や自治体、組織運営において逸脱する者や
他者の利益を利己的な考えで阻害する者から守る
という意味では「誰かを守るもの」ではありますが
特定の個人を守るものではないということを
一コマで端的に伝えるところがアツイ。
時折、ココロに刺さるセリフがあるのですが
その中の一つ
「ダメで元々」「負けても経験」
いかにも三流の考えそうなことね。
勝つつもりでやらなきゃ勝つための経験は積めないわ。
いやぁ~これにはドキっとしました。
「失敗したって良いんだよ!どんどんいきな!」
なんてことを言ったり聞いたりしてきましたが
私は勿論「勝つ気がある」ことが前提での言葉ですが
そもそも聞き手側に「勝つ気」があるかどうか
勝つつもりの目標設定であることを分かち合えているか
ハッ!!(゚д゚)とさせられました。
心を燃やすって、
燃やせば良いっつーことじゃぁないんだよね!?
煉獄さん!
戦略と戦術の違いも分からずに会議や話し合いに臨むこと
互いの認識に違いがある可能性を考慮せず
自分の立ち位置からでしか物を見ず
他者の意見に向きあうことを避けていたら
合意形成なんて夢のまた夢なのだ。
と、チーム力と個の力について改めて考えさせられたりしちゃったり。
鬼滅の刃では「出来てる・分かっている」という思い込みの恐ろしさと
「出来る筈」と思い切ることの大切さを。
東京リベンジャーズでは「PDCA」の重要性を再確認し
「勝つためのチームに仲良しごっこはいらない」と
セルフコントロールすることで壁を乗り越えていく
スラムダンクの主人公に感銘を受け
アオアシにおいては「チームが勝つために個人戦術を持つ」ということ
そして今作品で「目的と目標を見誤らずに戦略と戦術をたてどう戦っていくか」を学ぶ。
ビバ!アニメ大国!ニッッポン!
今夏「鬼滅の刃・無限城編」で更にパワーアップを目指して
2025年度も頑張って参ります!
林 仁香